「JIN整形外科スポーツクリニック」にて、院長の仁賀定雄先生と弊社代表の本橋によるコラボレーションセミナーを開催します。
サッカー選手におけるスポーツ障害の診断・治療や、肉離れに焦点をあてた仁賀先生のご講義に加えて、リハビリテーションとしてのヨガ・ピラティスの導入、現場で行うルーティン、障害予防としてのトレーニングなどを弊社本橋がご紹介いたします。
~ セミナー内容 ~
16:30~17:30 講義「プロサッカー選手のスポーツ障害」
仁賀定雄先生(JIN整形外科スポーツクリニック院長・浦和レッズメディカルディレクター)
サッカー選手が障害を負い復帰するまでの過程は様々であり、それぞれの選手が目指すレベルや置かれている状況によって多くの要素があるので、診断、治療、リハビリテーションにはメンタル面を含め常に柔軟な観察と総合的な判断力が要求される。試合における勝敗や出場の有無が自身の生活に直結するプロサッカー選手の診断、治療にはスピードが要求され、その中で安全性も確保しなければならない難しさがある。時には再受傷のリスクを負いながら復帰を進めることもあるが、可能性を限界まで追求する治療の中で一般的な治療とは異なるプロ選手の治療の特殊性を認識することが少なくない。同時に一般的な治療方法に還元できるノウハウを掴むこともある。プロ選手の治療は一般的な治療方法とは相容れない部分もあるかもしれないが、その特殊性と共に一般スポーツ選手にも役立つ診断、治療について講演を行う。肉離れのMRI診断、鼠径部痛症候群などについて最近の知見を含め紹介する。
17:30~20:30 講義・実技「サッカーの障害予防〜ヨガ・ピラティスの導入〜」
本橋恵美(一般社団法人 Educate Movement Institute 代表理事・株式会社 E.M.I. 代表取締役)
サッカーはスキル的な要素に加え,近年ではよりフィジカル的な要素が重要視されている.そのためチームにおけるチームスタッフは、それぞれ役割分担してチーム作りを行ってい る.各リーグによってシーズンの期間は異なるが,8~10ヶ月の長いシーズンを通して,高いパフォーマンスレベルやコンディショニングレベルを維持しなくてはならない.かつ,障害予防をするためには理学療法士,トレーナーやコンディショニングコーチ(フィジカルコーチ)の役割は非常に大きい. 2020年度には約123万人が日本サッカー協会に登録されているが、この競技人口の増大に伴い,スポーツ外傷・障害の発生も多くなっている.日本サッカー協会の外傷・障害調査によると,競技レベルが上がるほど傷害発生率も高くなっており,どの年代の選手も下肢外傷が70~80%を占めており、Jリーグの10年間の外傷調査およびアメリカのNCAA所属の大学サッカーチー ムでの15年間の傷害調査においても,下肢外傷が最も多く,65~70%を占めている.このように競技レベルに関わらず,サッカーでは下肢傷害が多く発生することから,下肢傷害を予防するためのヨガ・ピラティスによるトレー ニング方法を提案する.イングランドやドイツ代表チームが両メソッドを長年に渡り導入している事例から,現場で即活用できるヨガ・ピラティスの使い分けや,メンタル面のサポートについても言及する.
その他の開催概要は以下をご覧ください。
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【日時】
2022年8月20日(土)
〈講義〉16時30分~17時30分
〈実技〉17時30分~20時30分
【会場】
JIN整形外科スポーツクリニック
〒338-0013 埼玉県さいたま市中央区鈴谷3-10-7
【料金】
現地参加:6,000円(税込)
オンライン参加:5,000円(税込)
【対象者】
サッカー選手・医療従事者・運動指導者・またはそれを目指す方
※上のお申し込みページへ移動した後、さらに現地参加とオンライン参加で予約ページが分かれますので、ご注意ください。