臨床スポーツ医学 2022年3月号

文光堂より、【臨床スポーツ医学】第39巻第3号が発売中です。

本号の特集『アスリートの椎間板 -椎間板を制するものは腰痛を制す-』を編集されたのは、現在開催中のスポーツ医学アカデミーでもお世話になっている西良浩一先生です。
そして、弊社代表本橋も『椎間板に特異的な運動療法』のひとつとしてダイアゴナルについて書いておりますので、Core Power Yoga CPY®の応用としても、お楽しみいただけたらと思います。

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はじめに (本橋の記事より一部抜粋)

我々はクライアントの動作から腰部障害を想定する.前屈動作時に腰痛や下肢痛が誘発されるのに加え,SLR testやKemp testなどで神経所見が陽性であれば椎間板ヘルニアを,腰痛のみであれば椎間板性腰痛を疑う.どちらにしても疼痛や下肢症状がある場合はまず医師の画像所見により確定診断をしてもらい,医師と連携して運動療法を実施する.運動療法にはあらゆるエクササイズが推奨されているが,本稿ではヨガによるエクササイズについて述べる.

2017年に発表された米国内科学会の腰痛ガイドライン(表1)1.2)において,慢性腰痛には薬物療法よりもヨガが推奨されている.エビデンスは不十分ではあるものの,疼痛や機能回復には効果が高いことがわかる.さらなる効果を期待するには腰痛の原因病態を明確にし,各病態組織のストレスを軽減することが重要である.ヨガにはスピードや反動がないため,代償動作が見極めやすく,機能不全部位が明確になりやすいという特徴がある.椎間板変性は椎間板の高さが減ってしまい,機械的安定性が失われるので,主に股関節と胸郭のMobilityを獲得し,腰部のStabilityを高めることを目的としたい.この過程においてヨガのダイアゴナル動作が大きな役割を果たす.オリジナルメソッドCore Power Yoga CPY ®(以下CPY)3)を紹介したい

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